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ママのためのおもしろ赤ちゃん発達学③寝返り・うつぶせの促し方 看護師 鈴木詞子

赤ちゃん発達アドバイザー・看護師の鈴木詞子です。

赤ちゃんの子育てのお悩み解消のヒントや目の前にいる赤ちゃんをついつい観察したくなる、ママのためのおもしろ赤ちゃん発達学を発信しています。

 

今回は「寝返り・うつぶせの促し方」というお話。

寝返りからうつ伏せになることは赤ちゃんにとっての初めての自立した移動動作の獲得。

その先の発達を積み重ねていく上で、とても重要な発達になりますので楽しく経験させてあげたいですね。

でもうつ伏せにすると泣いちゃうので見てるのがかわいそうで…

いつからどのぐらいの時間、怖くてやり方がわからないです…

そんな時にお互い安心して始められる方法をいくつかご紹介します。

 

うつ伏せで泣いてしまう赤ちゃんは姿勢の変化やいつもと違う見え方に不安を感じたりします。これは耳の内耳にある三半規管というスピードや重力バランスの変化を感じ取るための器官で感じる「平衡感覚(前庭覚)」という力、簡単に言いますと「ゆれる」に慣れていくことです。ゆれるスピードや環境を赤ちゃんの様子に合わせて遊んであげると床でもうつ伏せになることができますよ。

 

うつ伏せは生後1か月頃から毎日、まずは横向きに慣れることから自分でうつ伏せになる流れを経験させてあげます。自分でうつ伏せをする際のルートを飛ばすことなく経験させてあげることがとても大切になります。

仰向けで手足を真ん中に集め左右にごろごろと背中にかかる圧の変化や重力の移動、お腹の力を使って寝返るためのボディイメージを遊びながら体感することができます。

そこからママのお顔を見ながらゆっくり体を横に向けて、自分の体重を体の横で感じる経験をさせてあげましょう。お歌を歌いながらお背中を撫でてあげたりして安心させてあげるといいです。大丈夫かなと確認しながらゆっくりごろんとうつ伏せにします。

横向きだけで泣いてしまうお子さんは横向きまででも構いませんので、毎日短い時間で構いませんので少しづつ左右で経験していきましょう。

 

次回はうつ伏せ姿勢をより楽しませてあげるための方法についてお話していきます。

お楽しみに。

 


今日の担当:鈴木詞子

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